つなぎ売りで、これまで失敗した例を紹介します。
バカだな~と思われるような失敗ばかりですので、皆さんはやらないようにご注意ください。
1.買い注文を入れたか
2月銘柄のイオン北海道ですが、楽天証券で一般信用の売りの枠が取れた際、その後買い注文を入力するのを忘れていました。
それも、気づいたのは、現渡をしようと思ったとき、現渡する株が無かったというタイミングです。
幸い、権利落ち日の株価が、売り建てた価格と変わらなかったので損なく終わりましたが、株主優待も貰えず、ただ一般信用の売りをやっていただけになっておりました。
せっかく、19時の争奪戦で取得した「イオン北海道」だったのに・・・
※妻の口座は「イオン北海道」をクロス出来たので、まだ良かったです。
2.注文の株数はあっているか
アダストリアで200株クロスするところを、100株でクロスしてしまいました。
アダストリアの株主優待は、自社商品券を以下の株数に応じて貰えます。
- 100株:3,000円
- 200株:5,000円
手数料の事を考えると、200株取得の方が効率が良いのですが、3月で100株をクロスする銘柄が多かったこともあり、注文の際誤って100株でクロスしてしまっていました。
100株確保の後に、誤りに気付いたのですが、既にアダストリアの在庫はゼロになっていました。
クロス期日の最終日も近かったこともあり、翌日クロス出来るとは限らないため、泣く泣くそのまま100株でクロスをしました。
19時の争奪戦の際、発注する銘柄数が多い場合は、狙う銘柄と株数を紙に書く等して、間違わないようにしないといけませんね。
3.特定口座の注文か
楽天証券で、ゴルフダイジェストをクロスした時の話です。
一般信用の売り初日、19時のタイミングで焦って注文していたこともあり、ゴルフダイジェストの一般信用の売りを「特定口座」ではなく、「一般口座」で発注していました。
※誤って、一般口座の所にチェックを入れてしまったんだと思います。
その後、現物の買いは、「特定口座」でクロスしています。
権利落ちしたので、現渡注文をしようとすると発注出来ませんでした。
調べてみると、信用建玉(一般口座)に対して、現物株(一般口座)の現渡は出来るが、現物株(特定口座)の現渡は出来ないとのことでした。
※信用建玉(特定口座)に対しては、現物株(一般口座、特定口座)両方とも現渡が出来ます。
詳しくは、楽天証券の下のリンクをご覧ください。
現引・現渡をする時の注意点はありますか?|よくある質問|楽天証券
仕方がないので、泣く泣く、両方とも成り行きで注文を出し、売買手数料が余計にかかりました。
ここからは、まだやってはいませんが、今後ミスしそうなものを載せておきます。
4.信用の買い注文を現引きしたか
手数料を節約するために、買い注文を信用取引にして、寄り付き後に現引をすることが多いです。
日中働いているので、昼休みに現引きしなくてはいけませんが、毎回忘れないかドキドキします。
SBI証券であれば、ミスをしても金利が1~3日分追加されるだけなので、まだましです。
しかし、楽天証券の「いちにち信用」でミスをした場合、オペレーター経由の手数料が適用されるので恐怖です。
下の画像は、「いちにち信用」の概要です。
上記画像の「いちにち信用」の概要に、当日中に返済されない建玉は翌営業日に強制決済され、オペレーター経由の手数料が適用されると書いてあります。
下は、楽天証券のオペレーター経由の手数料です。
この金額が適用されたら、一発で優待の利益分吹っ飛びますね。
3月のように、銘柄数が多いときは特に注意です。
私の場合、信用取引の買い注文を入れたときは、翌日の携帯電話のカレンダーに現引と入力し、お昼休みにアラートが鳴る様に設定しています。
お陰で、今のところミスはないですが、いずれやるだろうなと思っています。
5.現渡の忘れ
これもいずれやりそうだなと思っています。
特に、3月とかは「つなぎ売り」を張り切ってやっているので大丈夫ですが、クロスする銘柄数が少ない月などは、ついつい忘れてしまいそうですよね。
「つなぎ売り」初日にクロスした銘柄を現渡し忘れた場合は、
- SBI証券:反対売買の手数料
- 楽天証券:オペレーターの手数料
と、結構痛いペナルティーが待っています。
SBI証券は、ネットの手数料が適用されますが、楽天証券のオペレーター手数料は破壊力が凄まじいです。
私の場合、必ず権利落ち日前日の夜に、現渡注文を済ませることにしています。
※これについては、実際にやってしまいました。現渡する株数を少なく発注してしまい、強制決済です。
つなぎ売りで失敗しました!現渡の株数を間違え、強制決済です。
以上で、「つなぎ売り」の失敗例の掲載は終わりますが、これからも色々とミスをすると思うので、その都度記事を更新していきます。
最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございます。
こちらから人気の株主優待のブログが見れます!
はじめまして、一般信用枠争奪戦の下準備、取引銘柄など以前から参考にさせていただいております。
さて、質問ですが、取引時間中に一般枠の空きが出てきた場合。信用売りを建てた後に現物を購入する際に売りと買いに価格差が生じてしまいます。
この場合、口数が同じならば権利落ち後の現渡で優待権利は獲得できますでしょうか?指値を入れても金額に届かず現物が数円の違いで約定してしまいました。
キュウさん
コメントありがとうございます(^^♪
現物で買っている株式が、優待の対象株数であれば問題なく権利を獲得出来ていますよ。
場中に一般枠が出てくると悩みますよね。
いつもご覧いただきましてありがとうございますm(__)m
はじめまして。いつも幅広い知識とご経験から勉強させていただいています。今回、私もおとうふさんと同じ「3.特定口座の注文か」で失敗してしまいました(´;ω;`)
いま、現物特定口座と信用権玉(一般)とを同数保有してしまっている状況です。
権利日は2か月ほど先です。取得時の建値より、時価が結構下がっています。
株主優待の取得はあきらめてもいいのですが、この場合、どうしたら傷が浅く収まるでしょうか。おとうふさんの「両方とも成り行きで注文」の方法だと手数料だけが余計にかかったように見えるのですが(建値と時価との間の差額による損失はなし??)方法をもう少し詳しく教えていただけないでしょうか。お忙しいところ恐縮です。
ぷにさん
コメントありがとうございます(^^)
一般口座の売り建玉でも金利が異なるわけではないですし、クロスは出来ていて値動きで損はしないのでそのまま権利確定日まで保有して宜しいのではないでしょうか。
問題は、現渡注文が出来ないので、どうやってクロスを解消するのかというところになってきます。
どちらの証券会社か分かりませんが、楽天証券の場合で説明しますと、
取引金額が50万円以内の銘柄でしたら、楽天の「いち日定額」の手数料プランに変更して、現物買いも売建(一般口座)もそのまま成り行きの売りで手数料がかからないようにすれば問題無いと思います。
50万円以上でしたら、「超割」の手数料プランで、
①信用の売りは、1日信用の買い→現引→現渡
②現物の買いは、信用の売り→現渡
で手数料を抑えることができると思います。
その他の証券会社でしたら、その証券会社で一番手数料がかからないやり方でクロスを解消されてはいかがでしょうか。
ご期待に添える回答かわかりませんが、お役に立ったら幸いです。
今後もよろしくお願いしますm(_ _)m
おとうふさん
早速のご教示ありがとうございます!
たしかに、同価格・同数で保有している現物買&売建(一般口座)なのですから、
成り行きで現物売りと返済買いを行えばいいだけですよね。
失敗にあわあわしてクロスの何たるやを完全に失念してしまっていました。
お恥ずかしい…!丁寧に教えていただいて感激です。
これからもおとうふさんのサイトで勉強させてください。
ぷにさん
コメントありがとうございます(^^)
お役に立ったようで良かったです!
今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m