逆日歩狙いで「ジョリーパスタ」を制度信用買いしましたので、結果をご紹介します。
前回記事では、「カネ美食品」で逆日歩を狙った取引をしています。
1.逆日歩とは
前回も書きましたが、初めて読む方もいると思い、記載します。
制度信用の売りの量が買いの量より多くなると、株を貸すための在庫が品薄になってきます。
そのときに発生するコストが逆日歩(品貸料)になります。
そのため、逆日歩が発生した時は以下の関係になります。
- 制度信用の売り・・・逆日歩の支払い
- 制度信用の買い・・・逆日歩の受け取り
制度信用の売りが多くなりやすいタイミングが株主優待の権利付き最終日です。
なぜなら、株主優待を信用取引でクロスして、株主優待の権利を取る人が多くなるからです。
そのため、逆日歩のかからない一般信用の売りが人気であり、このブログでも紹介しておりますが、一般信用の枠を取り合っている状況です。
今回は、逆日歩に目を付けて、制度信用の買いで逆日歩を貰うと、儲かるか実践してみました。
2.権利付き最終日に制度信用買いをやってみました
昨年9月の高額逆日歩の銘柄の中から、ジョリーパスタが今回も高額の逆日歩が付くのではないかと予想して、取引を行いました。
※今年の逆日歩の銘柄はこちらの記事に掲載しています。
制度信用の買いを行った時間は、権利付き最終日の14時過ぎぐらいです。
1,673円で200株、制度信用の買いを行いました。
下が、ジョリーパスタの取引報告書になります。
高額の逆日歩を予想して買付した結果、
100株当たり8,160円の高額の逆日歩が予想通りつきました。
200株制度信用の買いを行っていたので、
合計:16,320円の逆日歩を受け取ることができました。
手数料関係の費用は
合計:622円です。
内訳
- 手数料:412円
- 金利:102円
- 事務手数料:108円
そして、権利落ち日に寄り付きで成り行きの売りを行ったところ、
26日終値:1,680円
27日始値:1,630円
前日比、50円安(-3%)で寄り付きました。
昨年は寄り付き63円の下落で、今年は50円の下落でしたので、想定内です。
そのため、売買損益:-8,600円 になりました。
ですので、利益は、
逆日歩(受け取り):+16,320円
手数料:-622円
売買損益:-8,600円
利益:7,098円
何とか利益は出ました。
33万円程度の取引金額で、約7,000円の利益なので、約2.1%程度儲けたことになります。
また、12月になりますが、配当落調整金を846円受け取りました。
3.今後について
今回、逆日歩狙いの取引を「カネ美食品」と「ジョリーパスタ」で行いましたが、それぞれの利益は、
カネ美食品:8,484円
ジョリーパスタ:7,098円
合計:15,582円
ジョリーパスタは逆日歩狙いがドンピシャで当たった感じの取引が出来ましたが、
カネ美食品については、正直14時以降の値上がりのおかげで儲かったようなものです。
株価が引けにかけて上昇したら、逆日歩を狙う前にとりあえず利益を確定することも大切だなと、今回学びました。
そのため、今回の取引は1勝1分けといったところでしょうか。
9月のように優待銘柄が豊富にある月であれば問題はございませんが、10月は優待銘柄も少ないので、一般信用のクロス取引だけでは儲けることは厳しいと思います。
9月は、一般信用のクロス取引以外にも
・制度信用の株主優待クロス取引
・逆日歩狙いの制度信用の買い
で利益を出すことが出来ましたので、今後はこれらと一般信用のクロス取引を併せて行っていき、コツコツ利益を出していくようにするつもりです。
10月に入りましたので、そろそろ10月のクロス取引オススメ銘柄のリストも作ります。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
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