逆日歩狙いで、権利付き最終日に「カネ美食品」の制度信用買いをやってみました。
1.逆日歩とは
制度信用の売りの量が買いの量より多くなり、品薄になってきたときに発生するコストになります。
つまり、逆日歩は
制度信用の売り・・・逆日歩の支払い
制度信用の買い・・・逆日歩の受け取り
という関係になります。
制度信用の売りが多くなりやすいタイミングが株主優待の権利付き最終日です。
なぜなら、株主優待を信用取引でクロスして取る人が多くなるからです。
そのため、逆日歩のかからない一般信用の売りが人気であり、このブログでも紹介しておりますが、一般信用の枠を取り合っている状況です。
今回は、逆日歩に目を付けて、制度信用の買いで逆日歩を貰うと、儲かるか実践してみました。
2.権利付き最終日に制度信用買いをやってみました
昨年9月の高額逆日歩の銘柄の中から、カネ美食品が今回も高額の逆日歩が付くのではないかと予想して、取引を行いました。
※今年の逆日歩の銘柄はこちらの記事に掲載しています。
制度信用の買いを行った時間は、権利付き最終日の14時過ぎぐらいです。
3,455円で200株、制度信用の買いを行いました。
下が、カネ美食品の取引報告書になります。
高額の逆日歩を予想して買付した結果、
100株当たり17,280円の高額の逆日歩が予想通りつきました。
200株制度信用の買いを行っていたので、
合計:34,560円の逆日歩を受け取ることができました。
手数料関係の費用は
合計:1,076円です。
内訳
手数料:776円
金利:212円
事務手数料:88円
そして、権利落ち日に寄り付きで成り行きの売りを行ったところ、
前日比、-6% で寄り付きました。
昨年は寄り付き100円の下落でしたが、今年は215円も下落しました。
そのため、売買損益:-25,000円 になりました。
ですので、利益は、
逆日歩(受け取り):+34,560円
手数料:-1,076円
売買損益:-25,000円
利益:8,484円
何とか利益は出ました。
逆日歩が高額でなかったら損で終わってました。
3.今後について
逆日歩取引は、難しいとなと思いました。
権利付き最終日の引けで買って、権利落ち日の寄り付きで売っていたら、
215円の下落ですので、200株で43,000円の損になっていました。
逆日歩で、34,560円貰っていたとしても、赤字ですね。
権利付き最終日の14時に買って、15時までに90円程値上がりしていたから今回は儲かったようなものです。
むしろ、そのまま逆日歩狙うより、引けの価格で売却していたら、
90円の値上がり×200株=18,000円と
逆日歩貰った今回の取引より、利益が出ているんですよね。
そう考えますと、今回はとりあえず運がよかったなと感じております。
もう1銘柄、逆日歩狙いで制度信用の買いを行いましたので、別記事で今後ご紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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