新小学5年生になるタイミングで、SAPIX(サピックス)を辞めて転塾しました。
転塾の理由についてはここでは書きませんが、転塾して大変だったことなどを書いていきます。
今でもこれで良かったのかどうか悩んでおりますが、転塾等を考えている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
SAPIXでの子供(女児)の成績
SAPIXには4年生(小学3年生の2月~小学4年生の1月)の1年間在籍しました。
最後に受けた5回のテストの平均偏差値は64です。
SAPIXは毎月テストがあり、テスト結果に基づいてクラスの昇降がありますが、そこまで大きくクラスが変わることもなく、テスト結果の波はありませんでした。
お子さんの性格によっては毎回のテスト結果によるクラス昇降がプレッシャーになるというブログも拝見しましたが、
我が家の子供にとっては毎回テスト前にきちんと復習しなくてはいけないという良いプレッシャーになっていました。
※むしろ追い込まれないと勉強をしないという状況です。
また、4年生の時のレベルになりますが普段の授業でも自分で復習を行い、授業にはついて行っていたと思います。
SAPIXでは毎回の復習テストの結果でシールを頂けますが、シールは毎回結構持って帰ってきており1年間で9シート貯まりました。
サピックスのシールが貯まったので、サピックスオリジナル商品に交換してきましたSAPIXでこのまま中学受験勉強をしていくものだと考えていましたが、諸事情により仕方がなく親子納得の上で転塾をしました。
※SAPIXや先生の事は子供も大好きで、嫌で辞めたわけではありません。
転塾先については控えさせていただきますが、転塾は親子共々精神的にかなりの負担になりました。
次から、転塾で大変だったことをご紹介します。
転塾先の体験授業
転塾先の体験授業を受けてから入塾しましたが、SAPIXの授業も通常通りありましたので、体験授業はSAPIXの授業のない日に受けていくことになります。
習い事も結構していたので、SAPIXの復習時間を確保するのがかなり大変になりますし、子供の送り迎えなども含めてその週は地獄のようなスケジュールになり親も大変でした。
カリキュラムが異なる
塾ごとに授業のカリキュラムが異なりますので、これまでの授業の前提が無い状態で受け始めることになります。
1回目の算数の授業から思いっきり躓きました。
算数の図形の問題でしたが、その塾でこれまでやってきた図形の問題の基礎が抜けている状態だったので、復習でも中々問題が解けませんでした。
また、社会の単元もSAPIXでまだやっていない単元が転塾先では既に終わっており、そこが丸々抜け落ちてしまっていました。
※逆にSAPIXで習ったことを転塾先でもう一度習うということもありました。
子供も初めから大きく躓いたので、この塾でやっていけるのかと不安になり半泣きになっていました。
塾の事で子供が悩んだのもこれが初めてです。
私も子供の様子を見て心配になったので、SAPIXでも電話したことはありませんでしたが初めて塾に電話をして相談をしました。
この様に、塾ごとにカリキュラムが異なりますので、転塾した時は勉強面でも精神面でも親子共々かなりの負担になりました。
子供の逃げの気持ち
転塾先では結構躓いていることが多いのですが、SAPIXの時はある程度順調であったため、SAPIXに残っていればこうではなかったという感情が子供のどこかであるみたいで、
「自分が出来ていないという」現状を受け止め切れていない状況です。
親から見れば、SAPIXでも5年生から問題のレベルが上がって、どっちみち躓いていたと思うので変わらないと考えているのですが、子供は中々気持ちの整理がつかないみたいです。
中学受験の掲示板で、「出来る子供はどこの塾に行っても出来る」と書かれていましたが、我が家の子供は残念ながらそうではなかったみたいです。
子供はSAPIXに戻ろうかなという気持ちもあったみたいですが、SAPIXでも半年の間に大分カリキュラムが進んでおり、塾毎のカリキュラムの違いでまた同じ苦労をするのではないかと思い止めています。
子供には逃げの転塾をするのではなく、「勉強の悩みは、勉強をすることでしか解決する道はない」という事を伝えています。
復習のモチベーションが上がらない
SAPIXは復習テストの結果でシールを貰えますが、以外にもこれが子供にとってはかなりのモチベーションになっていたみたいです。
精神的に幼いわが子は、授業の復習をするというか、シールを貰うために復習をしていたという感じです。
しかし、それをコツコツやることで実力が付いていたのだと思います。
今の塾では復習テストはありますが、その結果でシールを貰うことは出来ません。
子供にとっては、シールが貰えないので以前に比べると復習のモチベーションが上がらないそうです。
シールって意外と効果的みたいです(精神的に幼いわが子だけかもしれませんが・・・)。
SAPIXの安心感
SAPIXは最難関校の合格実績が圧倒的です。
そのため、SAPIXのカリキュラムについて行くことが出来れは最難関校にも十分合格することが出来るということが証明されているようなものです。
そのため、SAPIXがやっているカリキュラム以上のことをやっていくのはTOOマッチなのでないかと思います。
※α1の上位レベルは、更にフォトン等にも通っているとは掲示板で拝見したりしますが・・・
今の塾は、そういった部分が少しあり、SAPIXのカリキュラムより難しいことを行うのは私の娘の成績にしてはやりすぎで非効率ではないかと思っています。
そして、親としてもこのまま現在の塾で娘を勉強させていって大丈夫なのかと心配にもなります。
半年経過して
入塾した時よりも成績は落としましたが、子供も半年経ってようやく復習のコツなどが分かってきたみたいです。
最初の頃は復習テストの結果も芳しくありませんでしたが、現在は少し上向きになってきています。
こちらについては、現在親子共々もがいていますので、今後追記をして行きます。
1年経過して
転塾先で親子共々1年間もがき苦しみましたが、転塾して成績がどう変わったかサピックスのテスト結果を過去記事で掲載しています(リンクがページ最下部になります)。
以前に比べると成績は落ちていますが、なんとか喰らいついているという状況です。
6年生になると皆さん必死で勉強してくるので、今後成績を維持するだけでも大変そうですが頑張って欲しいところです。
最後に
皆さん色々なご事情があって転塾を検討されていると思いますが、転塾は子供にとっても親にとってもかなりの負担になってきます。
また、個人的には子供に合う塾、合わない塾というのはあると思いますので、塾が合わなければ転塾するというのも一つの選択肢だと思います。
お子様の状況や、ご家庭の教育方針で全く同じ答えがあるわけではないと思いますが、今回の転塾の記事が少しでもお役に立ちましたら幸いです。
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