2021年6月6日(日)に、子供(小2)が全国統一小学生テストを受けてきました。
全国統一小学生テストは四谷大塚が開催していますが、早稲田アカデミーでも受験できたので今回は早稲田アカデミーで受験しました。
※四谷大塚はテスト結果を取りに行かないとけませんが、早稲田アカデミーは郵送してくれるので助かります。
子供がテストを受けている間、小1から小3の親向けに中学受験の保護者説明会がありました。
説明会の内容を、備忘録として記載します。
目次
この記事を読んでほしい方
・小学生の子供がいる方
・中学受験を考えている方
・中学入試について調べている方
1.全国統一小学生テストとは
全国統一小学生テストは、今年で15年目を迎える小学生最大の学力テスト(受験は無料)。
中学受験を意識したテストになっているので、学校で習う内容とは全く性質の異なるテストになっている。
塾に通っていないと難しいテストになるので、出来なくてもテストを頑張ったことを褒めてあげて欲しい。
テストは、算数、国語でそれぞれ150点満点。
- 1年生:7割
- 2年生:6割
- 3年生:6割
前回の2年生のテストは、
・全体平均:173点
・早稲アカ通塾者の平均:187点
14点ほど早稲田アカデミーに通っている生徒の平均点が高くなっているが、これは経験値の差でしか無い。
2.変わり続ける中学入試
中学受験の進学率
私立、公立、国立を合わせた全国の中学校の数は減り続けているが、ここ20年で私立中学校は3割増えている。
2019年の、東京都の私立中学校への進学率は18.4%。
何となく中学受験しようかなとスタートした家庭、子供は必ず挫折するので、子供をどの中学校に通わせたいか意識をして取り組むようにする。
これから、教育環境は選ぶ時代になった。
東京23区でも私立中学校への進学率が大分違う。
- 文京区:43%
- 港区:40.2%
- 中央区:37.2%
- 目黒区:35.3%
私(早稲アカ講師)は以前、武蔵小杉校で指導をしていたが、2月1日は教室で3名しか小学校に来なかった。
それだけ地域によっては、受験率が高かったりする。
中学受験の偏差値50は高い
中学受験の偏差値と高校受験の偏差値は10位違うと考えたほうが良い。
中学受験と高校受験では、受験する母集団が違うのでそれだけ異なる。
例えば、中学、高校で募集のある慶應普通部(男子校)で比較すると中学の偏差値は60、高校は70となっている。
中学受験の偏差値50は、高校受験では偏差値60はある。
中学受験で偏差値50を切れていたとしても悪い学校ということは無く、私立学校は面倒見が良いし、大学実績をみると出口は意外と良いことが多い。
以上のことを、下のような図を用いて説明していました。
- 1学年の人数:30万人
- ①中学受験:4万人
- ②高校受験(中学受験しなかった):26万人
- ①+②大学受験(中学受験+高校受験):30万人
中学受験(赤字)は学年上位層での偏差値50
高校受験(青字)は、中学受験組が抜けた母集団での偏差値50
大学受験(緑字)は、中学受験組と高校受験組が合わさっての偏差値50
私(早稲アカ講師)は以前、早稲アカの中学部で高校受験の指導をしていたが、慶應に入るのは中学受験より高校受験の方が容易だと思う。
中学受験の傾向
20年前と比べて、私立学校全体の学校数が増えていることもあるが、難関校は増えてきている。
洗足、本郷など。
渋々(旧渋谷女子)、広尾学園(旧順心)、三田国際(旧戸板)など、女子校から共学校化して人気出ているケースが増えてきた。
横浜英和のように、大学附属校化して、人気が出ているケースも多い。
東大合格者ランキングを見ても、中学入試でしか入れない中高一貫校は強い。
中学受験が難化
中学受験はどんどん難しくなってきている。
かつての難関校の問題も、今や典型問題で中堅校で出題されている。
例えば、灘で出た「反射」の問題が、今では典型問題になってカリタス等の中堅校で出題されている。
・難関校が見たことのない問題を出題
↓
・中堅校が真似をする
↓
・塾で対策
↓
・典型問題になる
典型問題は対策をしていれば、全員できる。
難関校が新問を作るのは、思考力を問うために出してくる。
この様に中学受験が難しくなってきているので、昔は新5年生から受験対策をしても十分間に合ったのが、今では新4年生から始めないと間に合わなくなってきている。
中学受験の多様化
中学受験はペーパー問題だけではなく、多様化してきている。
- スマホ持ち込みOK入試
- プログラミング入試
- 読書プレゼン入試
- 公立一貫校型入試(適性検査型:約160校)
- 英語入試(約150校)
受験校の数
一人あたりの出願件数と受験校数は以下の通り。
・出願件数:7.11校
・受験校数:5.37校
1月10日から埼玉が受験スタートして、1月20日から千葉が受験スタートする。
大体の生徒が、2月1日に第一志望を持ってくる。
2月1日の午後受験は、55.9%の生徒が受験する。
2月1日:55.9%
2月2日:43.4%
2月3日:24.9%
2月1日受験の学校の合否判定はその日の20時、21時に出ることが多いので、その結果を受けて2月2日の受験校を決めていく。
女子校で、算数1科目受験が増えてきている。
3.早稲田アカデミーの紹介
コロナ渦で、他塾は合格実績が苦戦していたが、早稲田アカデミーはいち早くZOOMを使ったオンライン授業で対応したこともあり、合格実績を伸ばすことが出来た。
オンライン授業は今でも実施しており、家族で濃厚接触者が出たとか、熱っぽいという場合でもZOOMを使ってリアルタイムのオンライン授業を受けることが可能だ。
普通の授業と同じ様に、先生もZOOMで参加している生徒に質問をして回答してもらうので、生徒参加型の授業が出来ている。
当校舎に入塾した生徒は、入塾した時から受験する時までに87.5%の生徒が偏差値10以上伸びている。平均すると偏差値が14.9伸びている。
早稲アカは合格率が高くなっているが、それは合格までのマイルストーンがしっかりしていて、ライバルと競わせることにより達成している。
早稲アカでは、成績優秀者を壁に掲載している。
子どもたちはそれをよく見ていて、自分も載りたい、誰々に勝ちたいと思って勉強を頑張っている。
授業の中では、成績優秀者のみ発表したりもする。
早稲アカは、保護者の方が持っているイメージ通り、暑苦しい講師が多い。
ただ、それは先生が本気だからだ。
早稲田アカデミーの説明会は以上です。
おとうふ
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