国立大学附属小学校の受験で、圧倒的な実績を出している「わかぎり21」の東京学芸大学附属竹早小学校の模試を受けてきました。
子供が模試を受けている最中、保護者は竹早小学校の特徴や試験対策の講義を受けます。
今回の記事では、その内容を箇条書きになりますが一部ご紹介します。
学芸大学附属竹早小学校を目指している方の参考になれば幸いです。
目次
国立小学校の受験について
国立小学校は12月にお茶の水女子大学附属小学校と筑波大学附属小学校の受験がある。
学芸大学附属小学校の各校(世田谷、大泉、小金井、竹早)は、11月中に結果が出るので、ここで1校受かっておけば12月の受験で気が楽になる。
竹早の2次試験は、倍率は9倍ぐらいだがこれは欠席者を含めない倍率である。
学芸大学付属小学校の各校は、同一日に試験を行うので、試験が被った人はどちらかを欠席することになる。
そのため、竹早の実質倍率は8倍ぐらいになるだろう。
筑波の実質10倍から比べると若干低いぐらい。
ただし、国立小学校を受験する人の3人に1人は、何も試験対策をしていない記念受験レベル。
「わかぎり」すら知らないレベル。
国立小学校の考査は、男女別々に行うが、学芸大学(小金井)だけは男女一緒に考査を行う。
国立小学校の場合、考査ではお友達と仲良くできるかというところを重視して見る。
国立小学校の入試の流れ
国立小学校の考査は、時間通りに進まないこともあり、開始時間が後ろにおすこともある。
そのため、学校に早く着きすぎるとそれだけ外での待ち時間が長くなる。
理想としては、試験開始の10分前に着いて欲しい。
ただし、電車遅延による試験の延期は認められないので、最寄り駅には早めに付いておき、そこで時間調整を行うようにしてほしい。
服装について
男女の定番の服装は以下の通り。
- 女児:紺のベスト、紺のスカート、白ブラウス
- 男児:白のポロシャツ、紺のズボン
国立小学校の考査では、持ち物は上履きのみで、クーピーや鉛筆等もいらない。
上履きは名前が見えてはいけないので、記名はしない。
また、派手な色もバツ。
髪型はかなり注意が必要して欲しい。
国立小学校の考査では、子供の顔を見て行うので、髪の毛が顔にかかることを嫌う。
親の格好だが、国立小学校の考査では、そこまで親の格好を見ない。
ただし、お茶の水と竹早だけは、いわゆるお受験の格好をして行った方が良い。父親が行くとしたらビジネススーツ。
試験前の態度も重要
例えば、学芸大学附属大泉小学校では、当日の受付に先生が3人いる。
2人の先生は、受付の事務手続きを行っているが、1人の先生はサインボードで受験者のチェックを行っている。ここで親離れが出来ているのかチェックしているのだと思われる。
校門を入ってから出るまでがテストだと思っていて欲しい。
筑波では試験前の態度も見ている
ある年、筑波の試験が終わったその日に、合格発表がされていないのに「先生、息子は受かりました」という保護者がいた。
考査前クラス毎に集合していた時、「えらそうな先生が来て、名簿で自分の名前に〇が付けられた」と息子さんが話していたそう。
筑波では、現6年生の先生が来年の1年生の担任を受け持つことになり、受験生の考査を行っている。
チェックの種類は以下に分かれる
- ◎:来年自分が担当したい
- 〇:良い
- ✖:ダメ
- チェック無し
どうらや入室した時の態度で決めているらしい。
竹早小学校について
竹早幼稚園から竹早小学校に入学する生徒がいるので、募集人員は学芸大学附属小学校の中でも1番少ないが、志願者数は1番多い。
考査1つの時間帯に25人しか呼ばなく、先生がじっくりと生徒を見るため、抽選により志願者の3割しか考査を受けることが出来ない。
今、子供が何が出来るのかを見ているのではなく、将来伸びるかどうかを竹早の先生みんなで見ている。
受験者のアテンドは現5年生がマンツーマンでお世話をしてくれる。
6年生は、幼稚園の考査のお手伝いをしているそうです。
コメント欄で教えて頂きました。
当日の準備
当日は丸ノ内線の運行状況を確認する。
ハンカチ、ティッシュの所持確認を行った年もあるので、しっかりと持たせる。
子供には事前に紙の受験番号を服に安全ピンでつけておくと良い。そうすれば、受験会場に着いたときにコートを脱げば受験できる体制になっている。
受験番号を服に付ける際、巨大な安全ピンがあるので、それを使えばうまく服に留めることが出来る。
私は当初その存在を知らなかったので、小さい安全ピン4個で4カ所止めようと思っていましたが、「わかぎり」で頂いた安全ピンを使えば2個2カ所で終わります。
学校について待合室に入り、ビブス(ゼッケン)を着て子供を送りだす。
親子面接のときに子供はビブスを着ていない状態で戻ってくる。
子供がビブスを着ていないということは、何処かで脱いで誰かに渡していることになる。
子供には、ビブスを脱いだ後しっかりと畳み、先生に「ありがとうございました」と元気よく言って渡すようにさせて欲しい。
試験の流れ
当日の試験の流れは以下の通り。
- 行動観察(模倣体操、自由遊び)
- 図書室で待機
- 親子面接
- 親子遊び
試験の流れの中で、子供と離れたり、会ったりを繰り返すので、きちんと親離れが出来ているのか見られている。
それぞれについてご紹介します。
①行動観察
行動観察の模倣体操は、準備体操レベルなのでそこまで問題ないだろう。
自由遊びで、笑顔で友達と仲良く遊べているのか見られている。
教室内で以下の自由遊びを行う。
- 平均台でドンジャンケン
- 玉入れ
- ジャンケン電車
- わなげ
- ままごと
平均台のドンジャンケンは5年生が遊び方の見本を見せてくれる。
ドンジャンケンでは順番、ルールを守れているか見られている。
人気があって児童も多く集まることから一番トラブルが起こりやすい。
国立小学校の考査では、トラブルは喧嘩両成敗になるので注意。
トラブルを避けるためにも人が多すぎる所は避けた方が良く、ジャンケン電車ぐらいが丁度良いのではないか。
竹早小学校の教育目標にもある様に「いつくしみ合い仲よく助け合う子」ということを実践できるようにする。
また、一緒にいる5年生とも仲良く遊べるかが重要となる。
竹早では、みんなで仲良く遊べていることが見られているので、連番で合格が出やすくなっている。
お茶の水、大泉、世田谷もその傾向が強い。
筑波と小金井は違う。
②図書室待機
自由遊びが終わって、次の教室に移動する際に途中図書室で待機させられる。
この時、先生から「本には触らないで、静かに椅子に座って待っているよう」指示があります。
ただ、図書室では、DVDや絵本が広げられており、子供を誘惑する状況が作られいる。
ここで、本を触ったかどうかは全部チェックされているので、トラップには引っ掛からないように。
③親子面接
5年生に面接会場に案内される。
入ったらすぐ女性の先生に話しかけられ、子供が1~2問程度質問を受ける。
その後、親子の間についたてのある椅子に座る。
子供の面接
子供の面接は、基本的なことが聞かれる。
- 今日、どうやって学校にきたか
- お手伝いは何をしているか
- お風呂は誰と入るか
- 今日、これからどこに行きたいか
- 将来何になりたいか
子供の回答が聞こえてくるので、親としては気が気じゃない心境らしい。
続いて親の番です。
親の面接
親への質問は1~2問と少ない。
何を聞かれても必ず肯定的なことを言って返し、にこやかに笑顔で話をすることが絶対。
例えば、
先生「当校の通知表は数字による評価はしませんが?」
→先生のお言葉で評価してくれるので参考になります。(o^―^o)ニコ
先生「自宅から学校まで遠いいが、通学は大丈夫か?」
→電車が好きなので、通学も楽しめます。(o^―^o)ニコ
先生「教育実習生の授業が多く、授業の遅れもあるが問題ないか?」
→心配していません。多くの若い先生に教えて頂くのも良い経験ができると思います。(o^―^o)ニコ
駄目な例は、「家で後れを取り戻すように学習をさせます」。
この後、親子遊びに移る。
④親子遊び
2018年の試験は、動物カードを使った遊びだった。
カードを引いて出た動物のマネをして、相手に何の動物のマネをしているのか当てて貰うゲーム。
ここで重要なのは、「親がしゃしゃり出ないで、子供の良いところを引き出そうとしているか」というところが見られている。
竹早小学校で気を付ける5点
竹早小学校の受験に関しては、以下の5つの点に気を付けて欲しい。
- 親子活動の主導権は子供
- 親離れ
- 5年生は小さな先生
- ルールを守る
- 楽しんで遊ぶ
竹早は縦割りの活動もあるため、先生だけでなく上級生の言うことも聞けるかは重要。
どれぐらい考慮されているのかは不明だが、考査後に5年生は担当した子供のことを先生に伝えている。
三次抽選について
三次抽選は、学芸大学附属小学校の場合、7割が受かる。
外れた方も、受験番号順に補欠番号となる。
学芸大学附属小学校の場合、小金井→大泉→世田谷→竹早の順番で補欠の繰上げ合格になりやすい。
筑波の男子と、お茶の水の女子は補欠が繰り上がらない。
指示を聞けることが重要
国立小学校では、先生の指示を聞けることが重要視される。
国立小学校の場合、実験校という性質上、先生の指示を聞けない子供というのは邪魔にしかならない。
学芸大学附属小学校の進路について
竹早小学校から竹早中学校へは、8割の生徒が進学する。
1割の生徒は、外部受験をして出ていく。
もう1割の生徒は、学力、生活態度の問題で肩たたきに合い、外部に出ていく。
竹早中学校から学芸大学附属高校へは、4割~5割程度が進学する。
学芸大学附属高校へは、竹早、世田谷、小金井の3校が一斉にテストを受け、合計200名が進学することが出来る。
中学、高校への進学にも相応の実力が必要となってくるので、学芸大学附属高校の進学実績(東大合格者数全国8位)も良くなっている。
また、中学校で外部受験性が入学してくるが、外部受験生の偏差値はだいたい似ているため、中学校の上位と下位が小学校からの進学組になる。
「東京学芸大学附属竹早小学校の試験対策」についての記事は以上になります。
試験対策のためにも、最新の過去問は絶対に解いておいた方が良いです。
特に、子供が知っていれば対応できる試験内容もあります。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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