2023年の12月にコロナにかかり、家族と隔離するため、東京都の宿泊療養施設に入っていました。
行きのタクシー料金、宿泊代、食事代等全て東京都が負担しくれて、手続きなどの電話対応も丁寧で非常に良くしてくださり、感謝しております。
コロナにかかった後ですと体調も辛く調べるのも何かと大変だと思いますので、事前に当記事を読んでいただき、万が一の際には直ぐに対応できるようになればと思って記事化しました。
※我が家は、コロナにかかっていない妻にほとんど対応してもらいました。
その時の状況について、ご紹介します。
目次
1.東京都の宿泊療養施設一覧
東京都の宿泊療養施設の一覧は以下の通りで、ホテルになります。
宿泊するホテルは、選ぶことが出来ません。
療養施設に入る前日に、東京都から宿泊先を告げられます。
家から近いとか関係なく、結構遠い場所になることもあります。
私は、「東横INN東京駅新大橋前」になりました。
遠くても、タクシーが迎えに来てくれるので、行きは問題ありません。
遠方だと帰りがかなり大変ですが…
2.東京都の宿泊療養施設に入れる方
まず、東京都の宿泊療養施設に入るためには、陽性が確認された方で、以下のいずれかに該当する方が対象となります。
①医師が届出(発生届) を出した方(65歳以上、妊婦の方等)
②自分で、東京都陽性者登録センターに陽性者であることを登録された方
私は、自分で東京都陽性者登録センターに登録しました。
3.宿泊療養施設の申し込み方
65歳未満の方は、東京都宿泊療養申込窓口に電話して申込みを行います。
※65歳以上の方は、お住まいの地域の保健所に直接ご相談するそうです。
東京都宿泊療養申込窓口
電話番号 03-5320-5997
午前9時から午後4時まで 年中無休
※宿泊療養施設に直接電話しても、予約することは出来ません。
私は14時ぐらいに申し込みの電話をして、当日の20時〜21時ぐらいに「翌日の宿泊先」と「タクシーが迎えにくる時間(12時45分)」の案内がありました。
4.荷造りが大変
宿泊療養施設に向かうに当たって、荷造りが大変でした。
今回娘と一緒に行きましたが、二人分の洋服やタオル、子供のオンライン授業用のPC、私のリモートワーク用のPC等、とにかく持っていくものがとても多かったです。
それを、39.6度の高熱の中やらないといけないのでかなり大変でした。
※娘の分の用意は妻がやってくれました。
カロナールを飲んで、一時的に38度台に下がり、元気が出て動ける時に一気に用意しました。
5.タクシーで宿泊療養施設に向かう
宿泊療養施設に行く際は、東京都が手配してくれたタクシーが迎えに来てくれます。
迎えに来る当日の午前中に、「12時45分に迎えに行きます」と案内の電話が来ました。
到着した後も、もう一度電話をくれますので、それから出ていっても問題ありません。
タクシー会社は日本交通で、トヨタジャパンタクシーでした。
タクシーは、運転席と後部座席が透明なビニールシートで区切られており、また空気循環をさせるパイプのようなものもありました。
高速道路を使ったほうが早い場所でしたが、高速道路は使わずに一般道で行きます。
6.療養所での手続き
療養所での手続きはほとんどありません。
施設の方がタクシー運転手と話していただき、誰が乗っているのか確認してくれます。
その後、ホテルに入っていき、入り口に置いてある「鍵が入った袋」を取って自分の部屋に入っていきます。
この袋の中に、体温計やパルスオキシメーターも入っています。
ホテルの外に東京都のスタッフの方がいますが、ホテルの入口は無人になっています。
7.宿泊所では毎日検温の報告
宿泊所では、朝と夕方に「検温と血中酸素飽和度」を測定し、スマホから数値を入力して報告します。
私は、39度台が連日続いたので、毎日朝・昼・夕方に測定して、毎回+20時に看護婦さんから電話連絡があり健康状態チェックがありました。
正直、39度台でキツイ中、やっと寝れている時に看護婦さんからの電話で起こされるのは結構キツかったです。
おとうふ
電話も少し昔のタイプなので、結構ビックリするような音でしたし。
そして、電話線が短いので、毎回ベッドから起き上がって受話器を取りに行くのが大変でした。
一回は、急に起き上がったので、目眩がして嘔吐しました…
元気が出た時に看護婦さんに伺ったのですが、オミクロン株になってからは軽症の方が多く、療養施設に来る方の中で39度台が連日続く人は稀だそうです。
部屋は以下の写真のとおりです。
テレビがついています。
8.食事について
宿泊療養施設では、朝・昼・晩と食事が出ます。
基本部屋からは出てはいけませんが、食事を取りに行く時だけ、部屋から出ることが出来ます。
食事は、毎回お弁当で、エレベーターで1階まで取りに行きます。
朝ですと、8時〜9時の間に取りに行きますが、8時過ぎはかなり混んでいてエレベーターもギュウギュウなので、少し時間を空けてから取りに行ってました。
39度台の熱が出ているときは、子供に取ってきて貰っていました。
ドリンクもお弁当と一緒に置いてあり、何本でも自由に持っていけます。
・水(いろはす)
・ミネラル麦茶
・アクエリアス
・お茶(アクエリアス)
食事が取れない方は、ゼリードリンクやおかゆが提供されます。
私は、ご飯が食べられず、しばらくゼリーのみでしたので助かりました。
出てきたお弁当を一部掲載します。
夜
朝
朝
昼
夜
夜
昼
一回だけ夕飯に、お弁当が選択できる日がありました。
出てきたお弁当は、鶏肉弁当、しらす弁当、深川めしの3種類です。
全て駅弁らしく、1,100円という値段が貼ってありました。
朝
昼
夜
朝
朝食は、ヨーグルトとカゴメの野菜ジュースも付いてきます。
全体的に、結構脂っこいメニューが多かったです。
各階には電子レンジが置いてあり、お弁当を温めることも出来ました。
9.暇つぶしについて
私は数日間に渡って高熱が出ていましたので、ほとんど寝ていましたが、娘は療養施設の間は平熱だったので、元気いっぱいです。
学校のオンライン授業の間は良いですが、それが終わると暇を持て余します。
Switchを持っていってテレビに繋いで、ずっと一人で動物の森をやっていました。
後は、タブレットを持っていったので、You Tubeもかなりの時間見ていました。
普段家では、SwitchもYou Tubeも制限しているので、ここぞとばかりにやり込んでいたと思います。
ただ、これのおかげで大人しくしてくれていたので、私は休むこともでき、本当に助かりました。
東京都のHPでも同じような過ごし方が紹介されています。
ホテルには無線Wi-Fiがあります。
あと、東横インのご厚意により、有料チャンネルが開放されていましたので、作品数はかなり少ないですが、お笑い番組や映画を無料で見ることもできます。
10.持っていったほうが良いもの
シャンプーや歯ブラシは用意されていますが、自分で気に入ったものがあったら持っていったほうが良いです。
ビジネスホテルですが、スマホの充電器は置いていないので、絶対に持っていったほうが良いです。
タオルは持参する必要がありますので、家の中で一番ヨレヨレのタオルを持っていき、帰りに捨てて帰ってきました。
部屋がとにかく乾燥していますので、簡易的な加湿器があったら持っていくと良いと思います。
コロナで喉が痛いのに、部屋が乾燥していて本当にキツかったです。
タオルを濡らして部屋に干したり、浴室のドアを開けたまま高温のシャワーを使って湿度をあげたりしていました。
参考リンク
東京都福祉保健局の対象リンクを掲載します。
以上、東京都の宿泊療養施設の案内でした。
おとうふ
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